一杯清水(上田市真田町曲尾)

 この湧水は、旧真田町曲尾の根小屋城址(上田城が築城されるより前の真田氏の城砦の一つ)への登り口付近にあります。この場所は真田街道と北国街道を結ぶ街道沿いに当たり、現地には「銘水一杯清水 象山先生休息の地」の碑があります。江戸時代、松代藩士であった佐久間象山は、約1年間勉学のために松代から上田まで馬で通ったと言われており、この湧水を愛飲していたとされています。またその昔、真田幸村が角間渓谷を訪れた際にこの湧水で手を洗い清めたという言い伝えもあります。
 現在の上田市常田にあった毘沙門堂(現在の建物は後世になって建て替えられた)に、文政12年(1829年)頃、神科岩戸の大日堂から「活文禅師」という学識豊かな和尚さんが移ってきて、お堂の脇に「多聞庵」という寺子屋を開きました。活文禅師の名声は高く、武士から町人、農民、ひいては子供まで多くの人々が学びに来ていたとされ、一時はその数が1,000人を越えたともいわれています。幕末から明治にかけて活躍した佐久間象山、赤松小三郎、高井鴻山、竹内八十吉などがここで学んだとされています。(多聞庵は大正11年にとり壊されています。)

水質評価

カルシウムイオン 3.5
マグネシウムイオン 1.4
ナトリウムイオン 6.0
カリウムイオン 0.3
炭酸水素イオン 17
塩化物イオン 2.5
硫酸イオン 8.2
硬度 15

単位 mg/l


おいしい水総合評価   

評価基準はこちら

<前   次>



トップに戻る

一杯清水(上田市真田町曲尾)